化粧フィルム施工
化粧フィルムとは??
シンプルな無地は勿論、木目や石目、金粉など、様々なパターンの特殊印刷がされている硬質塩化ビニールシートです。
マンション、店舗などの室内ドア、玄関ドア、エレベーターなど、様々な場面で使用されています。
そのリアルな柄・模様は非常に精密で美しく、耐久性に優れ、三次元曲面の施工などにも対応しており、さまざまな製品の装飾や、建物の内外装デザイン・インテリア装飾には必要不可欠なものとなっております。
施工方法
化粧フィルムには粘着剤が施されており、シールを貼るように施工をします。
施工方法は至ってシンプルなので簡単そうに見えますが、綺麗に施工をするには下地処理、塵などの細かいゴミの除去など、様々な工程があります。
この工程を無視して施工をすると、その場は綺麗に貼れているように見えても、1か月後、半年後に剥がれてきてしまったり、気泡が原因で施工個所が浮いてしまうことがあります。
1.パテ処理
細かい傷、へこみや穴などがある場合、部分的にパテ処理を行います。
使用するフィルムの厚みによって、パテ処理の工程回数は変わってきます。
※傷などがない場合、パテ処理は行いません。
2.ペーパーがけ
プライマー(接着剤)の乗りをよくするために、ペーパーがけをおこないます。
当社では、240番で粗削り後、400番か600番で表面を整えます。
3.脱脂・清掃
ドアやエレベーターなど、人が触れる部分には必ず脂汚れがついています。
IPAやうすめ液、シリコンオフなどを使用して脱脂を行います。
施工する箇所によって使い分けます。
4.プライマー塗り
化粧フィルムにはシールのように、あらかじめ粘着剤がついていますが、より強靭に接着をさせるためにプライマーという下塗り用の接着剤を使用します。
プライマーは塗装用など、色々な種類がありますが、化粧フィルムに使用するプライマーは化粧フィルム専用のものを使用します。
プライマーを塗る量、箇所については施工する目的物によって変わってきます。
5.化粧フィルムの裁断
目的物のサイズに合わせて、化粧フィルムを裁断します。
目的物によって、余裕をもって裁断をするか、ジャストサイズに裁断をするかが変わってきます。
DIYなどで施工をする場合は、目的物のサイズ+50㎜~100㎜程度で裁断をすると失敗しにくくなります。
6.圧着
化粧フィルムを貼り終わったら、ヒートガンを使用してフィルムの圧着を行います。
この工程を行うか、行わないかで施工品質が変わります。
7.最終仕上げ
施工箇所によっては最終仕上げが必要になります。
浴室施工、水回り施工、湿気が出やすい箇所への施工などにはコーキング材が必須です。
コーキング材は必ず防カビ剤入りの水廻り専用のものを使用するようにして下さい。
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『〇〇に貼ってみたい』など、ご自身での施工希望の方は当社の施工講習会をご利用ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面のあいだ講習会を休止させていただきます。再開の目途が立ちましたら、当社ホームページ等にてご案内致します。